2ちゃんねるの死語集:懐かしのネットスラング20選

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かつてインターネット文化の中心だった2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)

ここから数多くのネットスラングが誕生し、一世を風靡しました。

しかし、時代の流れとともに使われなくなった言葉も多くあります。

ちよこ
ちよこ

あの頃の掲示板ノリ、今でも懐かしい!

本記事では、2ちゃんねる発祥の死語となったネットスラングを20個紹介し、それらが生まれた背景や、なぜ使われなくなったのかを解説します。

さらに、今でも生き残っているスラングや、再流行の可能性についても考察します。

昔のネット文化を懐かしみながら、2ちゃんねるの歴史を振り返ってみましょう。

2ちゃんねるの死語とは?その特徴と変遷

2ちゃんねるの死語の定義

2ちゃんねるの死語とは、主に以下のような特徴を持つネットスラングを指します。

特徴① 一部のコミュニティ内で流行した

2ちゃんねるのスラングは、特定の板(掲示板カテゴリー)スレッド内で広まり、限られたユーザー層の間で定着しました。

そのため、2ちゃんねる以外のインターネット空間では知られていない言葉も多くあります。

ちよこ
ちよこ

2ch以外だとまったく通じないよね〜

例えば、「ぬるぽ」「ガッ」などは2ちゃんねるのルールを理解していないと意味が伝わりにくいため、一般のネットユーザーには広まらず、時代とともに忘れ去られました。

特徴② 時代とともに使われなくなった

インターネットの流行は移り変わるもの。

特に2ちゃんねるは2000年代に全盛期を迎えましたが、2010年代以降はSNSが主流となり、新しい言葉が生まれる中で、古いスラングは使われなくなっていきました。

ちよこ
ちよこ

あの頃の2ちゃん語、たまに使いたくなる

例えば、「逝ってよし」「DQN」などは、かつては頻繁に使われていたものの、現代ではほぼ見かけなくなっています。

特徴③ 派生語や新語に置き換えられた

一部のネットスラングは、新しい表現へと変化しながら生き残るものもあります。

例えば、「藁(ワラ)」は「w」へと簡略化され、「wktk(ワクテカ)」「楽しみ!」などのシンプルな表現に置き換えられました。

このように、言葉の変化とともに新しいスラングが誕生し、古いスラングは自然と淘汰されていったのです。

なぜ2ちゃんねるのネットスラングは死語化するのか?

インターネット文化の変遷

2000年代は掲示板文化が主流でしたが、2010年代に入るとSNSや動画コンテンツが中心となり、文字ベースのスラングが使われる機会が減少しました。

特に、スマートフォンの普及により、長文のやりとりが減り、より簡潔な表現が求められるようになりました。

その結果、2ちゃんねる特有のスラングは衰退していったのです。

掲示板からSNSへの移行

2ちゃんねるは匿名掲示板として人気を博しましたが、現在ではTwitter(X)、Instagram、TikTokなどのSNSが主流になっています。

これらのプラットフォームでは、2ちゃんねるのスラングは使われる機会が少なくなりました。

ちよこ
ちよこ

あのスラング、懐かしいけど使い道ないね

例えば、「うp(アップロード)」は、YouTubeやInstagramが一般化したことで「投稿」や「シェア」といった言葉に置き換えられました。

若年層の流入による言語の変化

インターネットの利用者層は世代交代を続けています。

新しいユーザーが増えることで、過去のスラングは使われなくなり、新しい言葉が生まれます。

特に、若年層はTwitterやTikTokで流行する言葉を好むため、2ちゃんねる時代のスラングは次第に廃れていきました。

一部のスラングが差別的・攻撃的とされるようになった

2ちゃんねるのスラングには、現代の価値観では不適切とされるものもあります。

「DQN」などの言葉は、特定の人を差別する表現として批判されることがあり、次第に使われなくなりました。

ちよこ
ちよこ

言葉も時代に合わせて変わるものだね。

また、インターネットの規制が厳しくなる中で、過激な表現が避けられるようになり、攻撃的なスラングは自然と淘汰されていったのです。

懐かしの2ちゃんねるの死語集:前半10選

「藁(ワラ)」

「藁」は「(笑)」の代わりに使われたネットスラングです。2ちゃんねるの書き込みでは、「爆笑」や「大笑い」のニュアンスを込めて使われることがありました。

しかし、より短縮した「w」が普及し、「草」へと進化したことで、現在ではほとんど使われなくなりました。

「逝ってよし」

「逝ってよし」は、「お前はいらない」「消えろ」といった意味で、煽りや批判の際に使われていました。しかし、攻撃的なニュアンスが強いため、近年のネットマナーの変化とともに廃れていきました

「DQN」

「DQN(ドキュン)」は、元々テレビ番組『目撃!ドキュン』が由来で、非常識な行動をする人を指す言葉として広まりました。

しかし、現在では差別的なニュアンスが強いため、使われることが少なくなり、代わりに「ヤバい奴」などの表現が一般的になっています。

「漏れ」

「漏れ」は「俺」をもじったスラングで、2ちゃんねる特有の表現でした。「漏れもそう思う」といった形で使われていました。

しかし、現在では「俺」や「ワイ」「ぼく」などの表現が主流になり、「漏れ」はほぼ使われなくなりました。

「香具師(ヤシ)」

香具師」は「やつ(奴)」の当て字で、特定の人物を指す際に使われました。例えば、「あの香具師、面白いこと言うな」といった使い方がされていました。

しかし、スマートフォンの普及により変換が面倒になったことや、単純に「奴」で十分意味が伝わることから、次第に廃れていきました。

「(´∀`)ゲラゲラ」

2ちゃんねるでは、顔文字を多用する文化があり、「(´∀`)ゲラゲラ」は大笑いしている様子を表す代表的な顔文字のひとつでした。

しかし、絵文字やスタンプが普及したことで、顔文字文化自体が衰退し、現在ではほとんど使われなくなっています。

「うp」

「うp」は「アップロード」の略で、画像や動画を投稿する際に「○○をうpしてくれ」といった形で使われました。

しかし、現代では「投稿」や「シェア」といった表現が一般的になり、「うp」はあまり使われなくなっています。

「マターリ」

「マターリ」は「まったり」を少しアレンジした表現で、落ち着いてのんびりする様子を表していました。

しかし、一般的な言葉に置き換えられ、現在ではほとんど見かけなくなりました。

「ぬるぽ」

「ぬるぽ」は、プログラミング用語「NullPointerException(ヌルポインターエクセプション)」を省略したものです。もともとはエラーメッセージをネタにしたスラングでした。

しかし、一般的には意味が通じにくいため、次第に使われなくなりました。

「ガッ」

「ガッ」は「ぬるぽ」と書き込まれた際に「ガッ!」と返す定番のやりとりでした。これは、ぬるぽに対するお約束のツッコミのようなものです。

しかし、2ちゃんねるの文化が薄れるにつれ、この掛け合いもほぼ見られなくなりました。

懐かしの2ちゃんねるの死語集:後半10選

「キボンヌ」

「キボンヌ」は、「希望する」を意味するスラングで、「希望」にフランス語風の「ボンヌ」をつけたものです。2ちゃんねるの書き込みで、何かを求める際によく使われました

例:「このソフトの最新バージョン、キボンヌ!」

しかし、現在では「欲しい」「希望」などのシンプルな表現が主流となり、ほとんど使われなくなっています。

「禿同(ハゲドウ)」

「禿同(ハゲドウ)」は、「激しく同意」の略語で、「完全に同意する」という意味で使われていました。「禿げるほど同意する」というニュアンスを持ちます

例:「このアニメ、神作品だよな。禿同!」

しかし、今では「それな」「マジで」「わかる」といった簡単な表現に置き換えられ、ほとんど見かけなくなりました。

「〇〇厨」

「〇〇厨(ちゅう)」は、特定のジャンルに執着する人を揶揄するスラングで、「厨房(ちゅうぼう)」が由来です。「FF厨」「アニメ厨」「ガノタ(ガンダムオタク)厨」など、さまざまなバリエーションが存在しました。

例:「ここのスレ、にわかアニメ厨ばっかりだな」

現在では「ガチ勢」「オタク」などの表現が主流になり、「〇〇厨」という表現はあまり使われなくなりました。

「wktk(ワクテカ)」

「wktk」は、「ワクワクテカテカ」の略で、何かを期待して楽しみにしている状態を表すネットスラングです。主に2ちゃんねるやニコニコ動画のコメントで使われました。

例:「新作の発表が楽しみすぎてwktkが止まらん!」

しかし、現在では「楽しみ!」や「待ち遠しい!」といったシンプルな表現が主流になり、使われる機会が減っています。

「m9(^Д^)プギャー」

「m9(^Д^)プギャー」は、相手をバカにする際に使われた顔文字スラングで、「m9」は指差し、「(^Д^)」は大笑いの表情を表しています。

例:「そんなミスするなんて m9(^Д^)プギャー」

しかし、直接的に煽る表現は現在のネットマナーにそぐわないため、使われることはほとんどなくなりました。

「orz」

「orz」は、うなだれている人の姿を表現したもので、落胆や失意の気持ちを表すネットスラングでした。「o」が頭、「r」が腕、「z」が足を表しています。

例:「仕事のミスが発覚した…orz」

しかし、現在では「ヤバい」「ショック」「泣いた」などの表現が主流となり、顔文字文化の衰退とともに使われなくなりました。

「神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」は、興奮や歓喜の瞬間を表すスラングで、特にゲームの発表や新作情報に対して使われることが多かったです。「神キタ━━━━!!」という形で、特別な喜びを強調することもありました。

例:「待ちに待った続編、神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

しかし、現在では「ヤバい!」「神すぎる!」といったシンプルな表現が一般化し、このような装飾の多いスラングはほとんど使われなくなりました。

「ggrks(ググれカス)」

「ggrks(ググれカス)」は、「Googleで検索しろ」という意味のスラングで、2ちゃんねるでは初心者が簡単な質問をするとこの言葉で返されることがありました。

例:「このエラーの対処法ってどうすればいい?」「ggrks」

しかし、検索が簡単になった現在では、「ググれカス」という表現自体が不要になり、ほとんど使われなくなりました。

「釣り」

「釣り」は、あえて嘘や誇張した発言をして、他のユーザーの反応を引き出す行為を指します。「釣られる」という表現もあり、騙された側が使うこともありました

例:「この芸能人が逮捕されたらしいぞ!(嘘)」→「釣りかよ!」

現在でも「釣り」という概念は存在しますが、より「ネタ」「フェイク」といった言葉が一般化し、昔ほどは使われなくなっています。

「電車男」

「電車男」は、2ちゃんねるの書き込みから生まれた実話風の恋愛エピソードで、後に書籍化・映画化もされました。オタク文化の象徴的な存在として、一時期話題になりました。

例:「昔の2ちゃんねるの名作といえば電車男!」

しかし、現在ではインターネット文化が多様化し、「電車男」という言葉自体を知らない世代も増え、ほとんど話題に上ることはなくなりました。

2ちゃんねるの死語が再流行する可能性はあるのか?

懐かしさブームによる復活

近年、90年代や2000年代のコンテンツが再評価される「懐かしさブーム」が続いています。それに伴い、当時のネットスラングが再び注目されることもあります。

例えば、「ぬるぽ」「ガッ」などのやり取りが、一部の掲示板やSNSでネタとして再利用されることがあります。また、レトロゲームやアニメとともに、当時のネット文化を懐かしむ流れの中で、2ちゃんねるのスラングが再び使われることもあります。

SNSやVTuber文化での再利用

現在のネット文化では、VTuberや配信者が過去のネットスラングをネタとして取り上げることがあります。特に、2ちゃんねるのスラングは独特の言い回しが多く、ファンの間で「面白い懐かしい言葉」として話題になることがあります。

ちよこ
ちよこ

懐かしのネット語、ブーム再来かな?

例えば、VTuberが配信中に「m9(^Д^)プギャー」や「キボンヌ」などの言葉を使うと、それをきっかけにリスナーの間で話題になり、一時的に流行が復活することもあります。

インフルエンサーの発信による影響

Twitter(X)やYouTube、TikTokなどのプラットフォームでは、インフルエンサーが過去のネットスラングを取り上げることで再流行することがあります。

ちよこ
ちよこ

一度すたれた言葉が蘇るの、エモいね。

例えば、「2000年代のネット用語を使ってみた」といった動画やツイートが話題になれば、それを見た若い世代が面白がって一時的に流行する可能性があります。ただし、完全に日常会話として復活するかどうかは不透明です。

一部のスラングは新しい形で進化する可能性

完全に廃れたように見えるネットスラングでも、新しい形に進化して残ることがあります。例えば、「wktk(ワクテカ)」は使われなくなりましたが、「ワクワク」や「楽しみ!」といった表現は今でもよく使われます。

ちよこ
ちよこ

やっぱ言葉はどんどん形を変えて生き続けるよねー

また、「藁(ワラ)」が「w」に、さらに「草」へと変化したように、今後も新しい形に変わって使われ続けるスラングが出てくるかもしれません。

まとめ:2ちゃんねるの死語とその変遷を振り返る

2ちゃんねるは、インターネット黎明期に数多くのネットスラングを生み出しました。

これらのスラングは、一時期多くのユーザーに使われましたが、掲示板文化の衰退やSNSの台頭によって、次第に使われなくなりました

しかし、一部のスラングは今でも形を変えて生き残っており、「草」や「乙」などは日常的に使われています

また、VTuberやインフルエンサーの影響で、過去のネットスラングが再び話題になることもあります。

懐かしいネットスラングを知ることで、当時のインターネット文化を振り返ることができます。

あなたがかつて使っていたスラングの中にも、今では死語となったものがあるかもしれません。

ぜひ、この記事を通じて過去のネット文化を思い出し、楽しんでみてください。

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