時代とともに言葉は移り変わります。
かつて流行していた言葉も、今では「死語」として扱われることが少なくありません。
特に30代が青春時代を過ごした平成時代には、個性的な流行語が次々と生まれました。
しかし、それらの多くは現在の若者には通じなくなっています。
懐かしの平成流行語、また使いたくなるー！
この記事では、30代が懐かしいと感じる「死語」をピックアップし、その特徴や由来、
消えてしまった理由などを詳しく解説します。
30代が青春時代に使っていた死語とは？
30代が青春時代に使っていた言葉は、主に平成初期から中期にかけて流行したものが多いです。
ギャル文化やヤンキー文化、テレビや雑誌の影響を受けた言葉が目立ちます。
また、インターネットの普及とともに生まれたネットスラングの先駆け的な言葉もあり、今でも一部の世代では使われています。
30代が懐かしいと感じる死語の特徴
平成初期・中期に流行した
平成初期から中期にかけての流行語は、テレビ番組や雑誌を通じて広まることが多く、全国的に共通して使われるものが多くありました。
特に1990年代後半から2000年代前半にかけて、若者文化を象徴する言葉が多く生まれました。
テレビや雑誌の影響が大きい
当時はSNSが普及していなかったため、流行語の発信源は主にテレビ番組や雑誌でした。
人気タレントが使った言葉が瞬く間に広まり、若者たちの間で定着しました。
特にバラエティ番組やアイドルが発した言葉は、若者たちに強い影響を与えていました。
ギャル文化・ヤンキー文化から派生した
ギャル文化やヤンキー文化の影響を受けた言葉は、独特のテンションやリズムが特徴的です。
これらの言葉は、ファッションやライフスタイルとも深く結びついていました。
例えば、ギャル語には「チョベリバ（超ベリーバッド）」や「アゲアゲ（テンションが上がる）」などがあり、当時の若者の流行を象徴していました。
ネットスラングの先駆け的な言葉が多い
インターネットが普及し始めた平成中期には、掲示板やチャットで使われるネットスラングが誕生しました。
これらの言葉は、当時の若者文化を反映しており、独特の略語や言い回しが特徴です。
「KY（空気読めない）」や「orz（がっかりした様子を表す）」などは、その代表的な例です。
30代が青春時代に使っていた死語30選
1. チョベリバ
超ベリーバッドの略で、最悪という意味。
例：「今日のテスト、全然解けなかった！チョベリバだわ〜！」
2. チョベリグ
超ベリーグッドの略で、最高という意味。
例：「このカフェめっちゃおしゃれじゃん！チョベリグ〜！」
3. アゲアゲ
テンションが高い様子。
例：「週末のライブ、超アゲアゲだった！」
4. サゲサゲ
テンションが低い様子。
例：「雨でバーベキュー中止とか、マジでサゲサゲ…。」
5. ヤバイ
良い意味でも悪い意味でも使われる万能ワード。
例：「このケーキ、ヤバイくらいおいしい！」
ヤンキー語編
6. マブダチ
親友のこと。
例：「アイツとは小学生の頃からのマブダチなんだよね。」
7. ガン飛ばす
相手を睨みつけること。
例：「あの先輩、ガン飛ばしてくるけど何か怒ってんの？」
8. オラオラ
威圧的な態度。
例：「オラオラ系の男子ってちょっと怖いけどモテるよね。」
9. シメる
相手を懲らしめること。
例：「あいつ、うちの仲間バカにしやがって、シメるしかねぇな。」
10. キレる
怒ること。
例：「アイツ、ちょっとしたことでキレるから扱いが難しい。」
ネットスラング編
11. KY
空気が読めないの略。
例：「マジでKYな発言ばっかりするから場がしらけるんだよ…。」
12. orz
がっかりした様子を表すAA（アスキーアート）。
例：「試験、全然ダメだった…orz」
13. w
笑いを表すネットスラング。
例：「この動画、めっちゃおもしろいw」
14. 乙
お疲れ様の略。
例：「今日の試合、みんな頑張ったな！乙！」
15. 神
非常に優れていること。
例：「このゲーム、神ゲーすぎる！」
学生ノリの言葉編
16. バッチグー
完璧、最高という意味。
例：「今日のプレゼン、バッチグーだったね！」
17. イケイケ
ノリが良い様子。
例：「あのバンド、イケイケでカッコいいよね！」
18. ドンマイ
気にしないでの意味。
例：「テストの点数悪かったけど、ドンマイ！」
19. ノリノリ
調子に乗ること。
例：「カラオケでノリノリになっちゃった！」
20. チキる
怖がって逃げること。
例：「あいつ告白するって言ってたのに、チキってできなかったらしい。」
流行したけど一瞬で消えた言葉編
21. ナウい
今っぽい、おしゃれな様子。
例：「そのファッション、めっちゃナウいね！」
22. ズッ友
ずっと友達の略。
例：「私たち、ズッ友だよね！」
23. ゲッツ
お笑い芸人ダンディ坂野の決めゼリフ。
例：「今日の試合、勝利をゲッツ！」
24. オッハー
朝の挨拶、おはようの意味。
例：「みんな〜！オッハー！」
25. チョム
特に意味はなく、なんとなく使われた。
例：「なんかチョムくない？」
昔は使われていたけど今では廃れた言葉編
26. チャラい
軽薄で遊び人っぽい様子。
例：「あの先輩、チャラいけど優しいんだよね。」
27. ぶっちゃけ
本音を言うこと。
例：「ぶっちゃけ、テスト勉強全然してない…。」
28. ありえない
信じられない出来事に対して使う。
例：「え、そんなことある？ありえないんだけど！」
29. だっちゅーの
お笑いコンビパイレーツの決めゼリフ。
例：「そんなの常識！だっちゅーの！」
30. ギガントヤバス
ものすごくヤバイの意味。
例：「この映画、ギガントヤバス！」
30代が青春時代に使っていた死語はなぜ消えたのか？
時代の流れとともに言葉が変化するから
言葉は常に変化し続けます。特に若者言葉は移り変わりが激しく、新しい言葉が生まれると、古い言葉は自然と使われなくなります。
スマホやSNSの普及で言葉の流行サイクルが早まったから
かつてはテレビや雑誌が流行語の発信源でしたが、スマホやSNSの普及により、流行語のサイクルが一気に短くなりました。
若者文化が細分化され、統一した流行語が生まれにくくなったから
今ではSNSごとに独自の流行語が生まれるため、かつてのような全国共通の流行語が少なくなっています。
「死語」と言われることで使いづらくなったから
ある言葉が「死語」と認定されると、それを使うことが恥ずかしいと感じる人が増え、次第に廃れていきます。
まとめ：懐かしの死語集！30代が青春時代に使っていた言葉たち
30代が青春時代に使っていた言葉は、時代を象徴するものばかりでした。
しかし、時代の流れとともに多くの言葉が使われなくなり、「死語」となっています。
とはいえ、懐かしさを感じる言葉には、当時の思い出が詰まっています。もしかしたら、これらの言葉がいつか再び流行する日が来るかもしれません。
