死語辞典:各世代で使われた懐かしの言葉たち

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言葉は生き物のように変化し、時代ごとに流行が生まれ、そして廃れていきます。

かつては誰もが使っていた言葉でも、今ではほとんど聞かれなくなったものも多く、それらは「死語」と呼ばれます。

ちよこ
ちよこ

死語の復活、ちょっと面白そうかも。

本記事では、昭和世代で流行した懐かしの言葉を中心に、死語の定義や、なぜ言葉は消えてしまうのかについて解説します。

また、流行語と死語の違いについても掘り下げていきます。

死語とは?時代とともに変わる言葉の流れ

死語の定義とは?

「死語」とは、かつて広く使われていたものの、現在ではほとんど使われなくなった言葉を指します。

特に、若者の間で流行したスラングや俗語が時代とともに廃れることが多く、それが死語として認識されることが一般的です。

ただし、完全に消えてしまうわけではなく一部の人々や特定の文化圏では使われ続けることもあります。

ちよこ
ちよこ

死語も環境次第で息を吹き返すよね

例えば、昭和の流行語でも、年配層の間では今でも使われている言葉も存在します。

なぜ言葉は消えていくのか?

1. 時代の変化

社会の構造や技術の進化に伴い、言葉が不要になることがあります。

例えば、「ポケベル」は1990年代には一般的でしたが、スマートフォンの普及により使われなくなりました。

2. 若者文化の移り変わり

若者の間で生まれるスラングは、短期間で流行し、その後使われなくなる傾向があります。

例えば、1990年代に流行した「チョベリバ(超ベリーバッド)」は、現在ではほとんど使われません。

3. メディアの影響

テレビや雑誌、SNSなどのメディアが流行語を生み出し、廃れると自然と使われなくなります。

昭和時代はテレビ、平成時代はインターネット、令和ではSNSが言葉の流行を左右する要因となっています。

流行語と死語の違い

「流行語」は、その時代に多くの人々が使用する言葉のことを指します。

一方で、流行が終わり使われなくなったものが「死語」となります。

つまり、流行語と死語は時間の経過によって入れ替わる関係にあるのです。

ちよこ
ちよこ

言葉の生き死にはホント、時代次第ですね~

例えば、「ヤバい」という言葉は1980年代には若者言葉として流行しましたが、現在では一般的に使われる言葉となり、死語にはなっていません。

一方、「ナウい(今風の)」は同じく1980年代に流行しましたが、現在ではほぼ死語として扱われています。

昭和世代で使われた懐かしの死語

昭和の若者言葉の特徴

1. カタカナ語が多い

「ナウい」「グー」「ズック」など、カタカナを使った言葉が多く見られました。

これは、当時の洋楽や海外文化の影響を強く受けていたためです。

2. 略語や造語が多い

「バッチグー」や「チョッキ(ベスト)」など、独自の略語や造語が流行しました。

3. テレビや雑誌の影響が大きい

昭和時代はテレビや雑誌が情報発信の中心だったため、そこで使われる言葉が若者の間で流行しました。

テレビや雑誌から生まれた昭和の言葉

昭和の流行語の多くは、テレビ番組や雑誌の影響を受けて誕生しました。

例えば、バラエティ番組で人気タレントが発した言葉がそのまま若者の間で流行することがありました。

これらの言葉は昭和の文化を象徴するものとして当時は広く使われていましたが、平成・令和になるにつれて次第に使われなくなっていきました。

昭和世代の死語一覧

1. ナウい

「今風でおしゃれ」という意味。
例:「このファッション、ナウいね!」

2. バッチグー

「とても良い」という意味。
例:「今日のデート、バッチグーだったよ!」

3. ズック

運動靴のこと。
例:「体育の授業にはズックを履いてきてね。」

4. チョッキ

ベストのこと。
例:「そのチョッキ、似合ってるね!」

5. べらんめえ

江戸っ子の荒っぽい言葉遣い。
例:「べらんめえ!そんなこと知るかい!」

6. ガチョーン

驚いたときのリアクション。
例:「えっ!そんなことあるの?ガチョーン!」

7. シェー

驚きを表す言葉。
例:「シェー!こんなに値上がりしてる!」

8. うっそー

「嘘でしょ?」という意味。
例:「うっそー!本当に結婚するの?」

9. ちょっと一杯

軽く飲みに行くこと。

例:「仕事終わったらちょっと一杯どう?」

10. 亭主関白

家庭で威張る夫のこと。
例:「最近は亭主関白なんて聞かないね。」

11. ゲバ

デモや暴動を指す言葉。
例:「あの時代はゲバが多かったね。」

12. かたじけない

「ありがとう」の古風な表現。
例:「お心遣い、かたじけない。」

13. いたいけな

幼くて可愛らしい様子。
例:「いたいけな子供を泣かせるなんて!」

14. ちょいワル

少し悪ぶっている大人。
例:「彼ってちょいワルな雰囲気があるよね。」

15. もーれつ

ものすごく強烈な様子。

例:「もーれつに頑張って働くぞ!」

16. やるっきゃない

「やるしかない」という意味。
例:「この試合、やるっきゃない!」

17. どろん

こっそりと立ち去ること。
例:「じゃあ、そろそろどろんするか。」

18. ガンバ

「頑張れ」の略語。

例:「試験、ガンバ!」

19. ちんぷんかんぷん

意味が全く分からないこと。
例:「この説明、ちんぷんかんぷんだよ!」

20. すっとこどっこい

間抜けな人を指す言葉。
例:「すっとこどっこいなミスをした!」

平成世代で流行した今では死語となった言葉

「チョベリバ」「アゲアゲ」などのギャル語

平成の初期から中期にかけて、特にギャル文化が流行し、それに伴い独特なギャル語が誕生しました。

これらの言葉は、雑誌『egg』や『Popteen』などのギャル系雑誌や、渋谷のギャル文化から生まれました。

しかし、時代の変化とともにギャル文化が衰退し、これらの言葉も次第に使われなくなりました。

インターネットの普及で生まれた平成の流行語

平成の中期から後期にかけては、インターネットの普及によってネットスラングが誕生し、多くの新しい言葉が流行しました。

これらの言葉も当時は広く使われていましたが、現在では使われなくなりつつあります。

平成後期に消えた言葉とその背景

平成後期には、SNSが普及し、新しい言葉が生まれるスピードが加速しました。

しかし、それと同時に廃れる言葉も増えました。

例えば、「ワンチャン(ひょっとしたら)」「それな(共感を示す言葉)」などは、平成の終わり頃に若者の間でよく使われましたが、令和に入ってからは徐々に使用頻度が減ってきています。

このように、平成時代の流行語は、ギャル文化やインターネットの影響を強く受けたものが多く、流行の変化とともに消えていきました。

平成世代の死語一覧

1. チョベリバ

「超ベリーバッド(最悪)」の略。
例:「今日のテスト、チョベリバだった…」

2. チョベリグ

「超ベリーグッド(最高)」の略。
例:「新作映画、チョベリグだったよ!」

3. アゲアゲ

気分が上がること。
例:「ライブでアゲアゲになった!」

4. ゲロゲロ

「最悪」や「信じられない」という意味。
例:「このテストの点数、ゲロゲロ…」

5. イケメンパラダイス

イケメンが多い場所を指す言葉。
例:「このイベント、まさにイケメンパラダイス!」

6. バリバリ

すごく~、めっちゃ~。
例:「バリバリ美味しいラーメン食べた!」

7. ギガントヤバス

「ものすごくやばい」の意味。
例:「あの事故、ギガントヤバスだったね…」

8. リア充

現実世界が充実している人。
例:「彼氏できてリア充になった!」

9. それな

強く共感するときの言葉。
例:「この映画、面白いよね!それな!」

10. なう

「今○○している」という意味。
例:「カフェなう。」

11. うp(うぷ)

「アップロード」の略。
例:「新しい動画うpしたよ!」

12. メンブレ

「メンタルブレイク(精神的に落ち込む)」の略。
例:「最近、仕事でメンブレしそう…」

13. 乙(おつ)

「お疲れ様」の略。
例:「今日の仕事終わったー!乙!」

14. w(草)

「笑い」を表すネットスラング。「w」の多さで笑いの度合いが変わる。
例:「この画像めっちゃ面白いwww」

15. ガチで

「本気で」「本当に」の意味。
例:「ガチでこのゲーム難しい!」

16. まじ卍(まじまんじ)

意味が特にないが、テンションが上がったときに使われる。
例:「今日のライブ最高!まじ卍!」

17. DQN(ドキュン)

常識がなく、マナーの悪い人を指す言葉。
例:「あの車、爆音でDQNすぎる…」

18. にゃんにゃん

カップルがイチャイチャすること。
例:「またあの2人、にゃんにゃんしてるよ。」

19. ワンチャン

「ひょっとしたら」「可能性がある」という意味。
例:「ワンチャン告白成功するかも!」

20. 逆ギレ

自分が悪いのに怒ること。
例:「遅刻したのに怒られて逆ギレするのはおかしいでしょ!」

令和でも生き残る?最近の流行語と未来の死語予想

令和の若者言葉の特徴

1. SNS発祥の言葉が多い

TwitterやTikTok、InstagramなどのSNSで流行した言葉が広まる。

2. 省略や略語が多い

「ぴえん(悲しい)」「それな(共感)」など、短縮された言葉が多く使われる。

3. 英語や韓国語の影響を受ける

「リスペ(リスペクト)」「チル(リラックス)」など、英語由来の言葉が増えている。

令和で誕生したが消えつつある言葉

1. ぴえん

悲しい気持ちを表す擬音語。
例:「テスト落ちた…ぴえん🥺」

2. きゅんです

「ときめく」「ドキドキする」ことを表す言葉。
例:「彼の笑顔、きゅんです!」

3. それな

共感を示す言葉。
例:「このドラマ面白すぎ!それな!」

4. はにゃ?

「え?」「何?」という意味。
例:「はにゃ?何言ってるかわからん…」

5. チルい

「リラックスしている」「落ち着く」という意味。
例:「このカフェ、めっちゃチルいね。」

6. ギャルピ

「ギャルっぽい」という意味。
例:「今日のメイク、ギャルピすぎる!」

7. しか勝たん

「○○が一番!」という意味。
例:「推ししか勝たん!」

8. きまZ

「決まってるぜ!」の略。

TikTokで流行。
例:「今日のコーデ、きまZ!」

9. ぴえん超えてぱおん

「ぴえん(悲しい)」の強調版。
例:「財布落とした…ぴえん超えてぱおん😭」

10. ばぶみ

「赤ちゃんのような可愛さ」「母性を感じること」。
例:「このキャラ、ばぶみがすごい!」

11. エモい

「感情が揺さぶられる」「ノスタルジックな気持ちになる」。
例:「この曲、めっちゃエモい…」

12. タピる

「タピオカを飲む」という意味。
例:「放課後、みんなでタピる?」

13. ンゴ

語尾につけるネットスラング。
例:「今日も学校疲れたンゴ。」

14. やばたにえん

「やばい」の強調版。
例:「宿題忘れた…やばたにえん。」

15. てぇてぇ

「尊い」を意味するネットスラング。
例:「推しカップルが並んでる…てぇてぇ😭」

16. すきぴ

「好きな人」を指す言葉。
例:「すきぴとデートしてきた!」

17. あせあせ

「焦る」ことを表すネットスラング。
例:「締め切り今日だった!あせあせ💦」

18. ねこねこにゃーにゃー

可愛さを強調する言葉。
例:「この服、ねこねこにゃーにゃーで可愛い!」

19. もみあげ手裏剣

ギャグ的に使われる言葉。
例:「怒ったらもみあげ手裏剣投げるぞ!」

20. ぱちょんこ

ふざけた感じで「本当」を強調する言葉
例:「これガチでぱちょんこ!」

死語を知ることで見える世代ごとの文化の違い

言葉の変遷から見る時代背景

・昭和:テレビや雑誌の影響を受けた流行語が多かった。

・平成:ギャル文化やインターネットスラングが多く生まれた。

・令和:SNS発の短命な流行語が急増している。

このように、流行語の変遷を見ることで、その時代の文化や社会の動きを読み取ることができます。

世代間ギャップとコミュニケーション

言葉の変化は、世代間ギャップを生む原因の一つです。

例えば、昭和世代が「ナウい」と言っても、平成や令和の若者には通じません。

一方で、令和の若者が「チルしてる」と言っても、年配の世代には意味が伝わりにくいことがあります。

しかし、死語を知ることで、世代間の会話が弾むこともあります。

ちよこ
ちよこ

死語もネタにしたら笑いが増えるかも!

「昔はこんな言葉が流行ったんだよ」と話題にすることで、異なる世代間のコミュニケーションのきっかけになるのです。

昔の言葉が復活することはある?

一度死語になった言葉でも、時代を経て復活することがあります。

例えば、「エモい」は2000年代に使われていた言葉ですが、2010年代後半に再び流行しました。

また、昭和の言葉である「ダサい」も、今でも若者の間で使われ続けています。

ちよこ
ちよこ

古い言葉が新鮮に感じる瞬間ってエモいよね

このように、一度は死語になった言葉でも、新しい世代が価値を見出すことで復活するケースもあるのです。

まとめ:死語辞典で振り返る各世代の懐かしの言葉たち

言葉は時代とともに変化し、新しい流行語が生まれ、やがて死語となっていきます。

本記事では、昭和、平成、令和の各時代で流行した言葉と、その背景について紹介しました。

死語を知ることで、当時の文化や時代の空気を感じることができます。

また、世代間のコミュニケーションのきっかけにもなり、会話を楽しむ要素にもなります。

あなたの知っている「死語」には、どんなものがありますか?

ぜひ、昔の言葉を振り返ってみてください。

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